往路:北斗星1号乗車記

16時頃上野駅到着、その後夜〜深夜用にお買い物に走る。
 (姉っ・ヮ・)っ「ミニシャンパンと、チーズと、クラッカーと(以上野atre内カルディで購入)」
 (鎮っ・ヮ・)っ「お茶と、コーヒーと、駅弁買うのです〜(以上駅中売店)」
 (姉っ・ヮ・)っ「限定のお弁当なのです〜」

 (鎮っ・ヮ・)っ「こっちは牛タン弁当買ったのですー」
 (姉っ・ヮ・)っ「空いてるようなら食堂車のバー営業でもお酒飲むのですー」
 (鎮っ・ヮ・)っ「お酒はともかく朝ごはんは食堂車にするのですー」※相方はあまり外で酒飲まないです。
 (姉っ・ヮ・)っ「たとえ朝食売り切れても、函館で何か積み込むので、多分食いっぱぐれないのですー」
 (姉っ・ヮ・)っ「これが乗る電車なのですー」

40分頃に乗り込み、定刻16:50に出発。

今回、直前&混雑期(この後の北斗星3号は開放B寝台すら空きなし)にもかかわらず空いていた2人用B寝台個室「デュエット」を使用。

#て、うかれて分かりやすい写真とってないし。開放B寝台だとBGM装置がついてない(ハズ)ってことで勘弁してください。

 (姉っ・ヮ・)っ「じぇいあーるゆかたなのですー」
 (鎮っ・ヮ・)っ「足伸ばせるので乗り心地も悪くないのですー」

以前一人旅で使用したときは開放B寝台だったためろくに席もたたなかったのだけど、今回は個室で鍵がかけられるので、ロビーカーまで見物に行ったり、シャワーカードを買ってきてみたりまぁいろいろ。

うろちょろしているうちに見慣れた赤羽、大宮を過ぎて、関東を脱出したとき、事件は起こった。
#以降、語尾は別としてリアル会話です。ほんとに。

『ふくしまー、ふくしまー 停車時間は1分ありませんので、車外へ出ないようにお願いいたします』

 (姉っ・ヮ・)っ「…ねぇねぇしずまるさんしってますか?」
 (鎮っ・ヮ・)っ「なんですか姉さん?」
 (姉っ・ヮ・)っ「電車が遅れると回復運転てあるでしょ?」
 (鎮っ・ヮ・)っ「ありますねぇ、あれが原因で事故おきるんですよね」
 (姉っ・ヮ・)っ「(縁起でもない)…特急列車って極端に遅延した場合大抵110分までしか回復しないのですー」
 (鎮っ・ヮ・)っ「なんでそんな半端なのですか?」
 (姉っ・ヮ・)っ「まず、在来線と同じ線路を通るので、安全のために速度が上げられないというのがきっとあるのですー」
 (鎮っ・ヮ・)っ「ふむふむなのですー」
 (姉っ・ヮ・)っ「それでここがせこいことなのですが、120分、つまり2時間越えなければ特急料金の払い戻ししなくてすむので、これ以上はかいふくしないのですー」
 (鎮っ・ヮ・)っ「姉さんものしりー」
 (姉っ・ヮ・)っ「・・・それにしても発車しませんねぇ」
 (鎮っ・ヮ・)っ「そおですねえ」


『ただいま、名取〜南仙台間で踏切事故が発生いたしましたとの連絡が入りました』


 (姉つ,・ヮ・)っ「あらー」
 (鎮つ,・ヮ・)っ「あららー」
 (姉つ,・ヮ・)っ「でもきっと1時間くらいで復旧するのですー」


〜福島駅で1時間経過〜


 (姉っ・ヮ・)っ「食堂車のバー営業はじまったのですー」
 (鎮っ・ヮ・)っ「でもホームの明かりでお酒飲んでも風情がないのですー」
 (姉っ・ヮ・)っ「それに駅弁食べてないのですー」
 (鎮っ・ヮ・)っ「じゃあもうちょっとまつのですー」
 (姉っ・ヮ・)っ「あ、向かいの列車の人、あきらめて降りちゃったのですー」
 (鎮っ・ヮ・)っ「カップルさんはまだいるのですー」


〜さらに1時間経過〜

『ただいま作業車両が現場に到着したと…』


 (姉っ_ _)ノシ(鎮っ_ _)ノシ「おそいのです〜!!」
 (姉っ> <)ノシ「田舎なのですー!!」
 (鎮っ> <)ノシ「もう駅弁食べるのですー!!」
 (姉っ> <)ノシ「それからお酒も飲むのですー!!」


 (姉っ・_・)っ「(もきゅもきゅ)限定駅弁おいしいのですー」
 (鎮っ・_・)っ「(もきゅもきゅ)牛タン弁当も美味しいのですー」

ここからさらに1時間経過して、やっと出発。
あとで調べたら滅多にないほどのひどい混乱ぶりだったようです。
結果、出発してほどなくバー営業は終了。
諦めてカルディで買ったチーズとクラッカーとでお酒を飲みはじめる。

 (姉っ,・ヮ・)っ「あ、やっと仙台…」(この時点で0:28)
 (鎮っ,・ヮ・)っ「途方に暮れてるよ…?(びっくり)」
 (姉っ,・ヮ・)っ「本来なら3号さえ出発(23:31発)しているはずだしなぁ…(もっとびっくり)」
 (鎮っ,・ヮ・)っ「ここまで来てると・・・。」
 (姉っ,・ヮ・)っ「多分帰れないんじゃない?」
 (鎮っ,・ヮ・)っ「しかも3時間待つかもしれないんだよねぇ…」

実際どうだったのかは分かんないんですが・・・。
この辺で就寝。


〜2:40頃、ここでなぜかThe Least 100secがかかる〜


 (姉っ・ヮ・)っ「あ、ご主人様のかけたアラームなのですー」
 (鎮っ・ヮ・)っ「そういえば青函トンネル通過時間にあわせてセットしていたのですー」
 (姉っ・ヮ・)っ「でもあれだけ遅延しちゃうと意味ないのですー」
 (鎮っ・ヮ・)っ「解除しないなんてドジなのですー」
 (姉っ・ヮ・)っ「ところで今どの辺ですかねー」
 (鎮っ・ヮ・)っ「あ、どっかの駅とまるのですー」
 (姉っ・ヮ・)っ「多分青森くらいにはきているのですー」


〜窓の外には「盛岡」の表示〜
#写真とれてなかったー


 (姉っ,・ヮ・)っ「えーなのです!」
 (鎮っ,・ヮ・)っ「えーなのです!」
 (姉っ,・ヮ・)っ「まだ3時間以上遅れているのですー」
 (鎮っ,・ヮ・)っ「回復運転しているはずじゃなかったのですかー」

そして奥内(青森のちょっと先)を通過するころには・・・

 (姉っ・ヮ・)っ「夜あけちゃったのですー」


そんなこんなで朝食営業開始と同時に食堂車へ。
ここである意味珍しい光景が。



Q:奥にあるのは当然朝食メニューです。なぜ食堂車の外が暗いのでしょうか?
A:青函トンネルの中だからです。


そして食堂車の中のちょっとしたやり取り。


客「朝食ってほどいらないんだけど、サンドイッチとか売ってないのー?」
乗員「申し訳ありません、函館に着かないと積み込みがないんです」
客「えー!だって函館着くの7時過ぎちゃうんでしょう!?」


そう、函館下車の人は着いてまず朝市に行く(4:33着)傾向があるため、大抵朝ごはんの用意をしてないのです。
多分、すきっ腹抱えて、でも食堂車の朝食食べる気にならなくてもんもんとしてた方多かったんじゃないでしょうか?


朝食後、買っておいたシャワーカードを使ってシャワーを浴びる。
 (姉っ・ヮ・)っ「もうちょっと時間が長いといいのですー」
 (鎮っ・ヮ・)っ「トータル6分は短いのですー」


そんなこんなで函館到着前、車内アナウンスが。


スーパー北斗への振り替え輸送をおこないます』


 (姉っ・ヮ・)っ「あー、このつもりがあったから回復運転しなかったのですかねー?…しずまるさんどうします?」
 (鎮っ・ヮ・)っ「うーんどうしましょうか?タダなら別の電車も面白そうなのですー」


『なお本日指定席は完売となっているため、自由席でのご乗車となります』


 (姉っ,・ヮ・)っ「…そういえば切符とるときギリギリだったのですー」
 (鎮っ・ヮ・)っ「…ここからどのくらいかかるのですかー?」
 (姉っ,・ヮ・)っ「…前に札幌から函館に行ったときは2時間…いや3時間はかかったのですー」
 (鎮っ,・ヮ・)っ「…帰りの切符も3時間半かかるみたいなのですー」
 (姉っ,・ヮ・)っ「…(部屋備え付けの冊子「トランヴェール」で時間を確認)えーと、乗り換えても12時前に着く程度なのですー」
 (鎮っ,・ヮ・)っ「…席獲り失敗したら3時間は立ちっぱなし?(素に戻るほど驚愕中)」
 (姉っ,・ヮ・)っ「…うん。通路とかに立ちっぱなし。盆暮れ帰省と同等の場合、つかまるとこなしで満員電車状態。切符取るときの状態からして予定していた人はもうホームで待ち構えているだろうね…」
 (鎮っ,・ヮ・)っ「…ゆっくりいくのですー」
 (姉っ・ヮ・)っ「そうするのですー」


…このときは、帰りの列車で「奪い合い」にある意味巻き込まれるなんて思いもしなかったのです。(後述)


07:53に函館到着。

ホームで見かけたツアー添乗員さんが朝なのに疲れきってました。
一晩中お客さんへの対応に追われたのでしょうね…。


出発後、青森で交代した「JR北海道」の車掌さんが差し入れを持ってきてくれる。

(姉っ・ヮ・)っ「おちゃなのですー」
(鎮っ・ヮ・)っ「おにぎりなのですー」
(姉っ・ヮ・)っ「でも函館で降りた人のフォローはないのですー」
(鎮っ・ヮ・)っ「スーパー北斗乗った人にもないのですー」
(姉っ・ヮ・)っ「なにより、遅延原因は東日本なのに北海道の人がフォローしている状態はおかしいのですー」


そんなこんなで12:30過ぎ、やあっと札幌に到着。

(姉っ・ヮ・)っ「おつかれさまだったのですー」


(鎮っ・ヮ・)っ「で、払い戻しはどうするのですか?」
(姉っ・ヮ・)っ「・・・あ、あそこでおじさんがいちゃもんつけてるのですー」
(鎮っ・ヮ・)っ「払い戻しのことみたいなのですー」
(姉っ・ヮ・)っ「便乗するのですー」

(姉っ・ヮ・)っ「遅延証明ももらったのですー」
(鎮っ・ヮ・)っ「お金戻ってきたのでちょっぴりお得気分なのですー」


まぁ、その後の予定が「夕食はビール園」以外なかったから言えたのんきな話なのかもしれませんが。

札幌編に続きます。